3月末だというのに小菅村はこんな大雪に見舞われました。
ここが東京のすぐ隣であることが信じられないですよね。
絶景です。ところで、いよいよタイニーハウスデザインコンペが始まりました。
なぜこんな事を始めたかと言うと、昨年10月から進めてきた小菅村でのタイニーハウス建設を通し、皆さんにもタイニーハウスの良さを感じて頂けたらと思うようになりました。
小さいけどタイニーハウスには色々な可能性がある住まいだとつくづく感じています。何よりも家が身近に感じる事です。色々な機能が詰まった空間に取り囲まれている感じが心地よいのです。この感覚は中に入ってみないとわからないです。
守られている感じとでも言うのでしょうか、安心感があります。この感覚を皆様にも感じて頂けたらと思い、色々方法を考えてきました。しかしどのようにしたらいいのか、考えた末に思いついたのがコンペでした。自分で考えた空間を作ってみる。でもそんなに簡単には出来ない。考えを実現する機会を提供できればじかに感じる事が出来るのではないだろうか? 幸い、小菅村が応援をしてくれる事が見えてきたのです。
小さな村に小さな家、エコフレンドリーな生活を積み上げてきた小菅村にタイニーハウスが合うのです。村の人々もタイニーハウスをすぐに理解してくれました。そして追い風が吹くように小菅村は今移住希望者が多く、住宅難なのです。今年も年度末を迎え、2家族8人が移住してきました。空き家はあるのですが色々な理由で家が余っている訳ではないのです。
一つの方策として大きな家に住んでいる若者にまずタイニーハウスに移ってもらい、大きな家を移住者に提供しようと言う事になりました。昨年末、急遽建設を始めたタイニーハウス2棟が何とか間に合い移住者を受け入れる事が出来ました。来年もまだまだ住宅難です。そこで小菅村では平成29年度にタイニーハウスを6棟新設する事を決めました。
この家の一つ二つをコンペ用に割り当てて頂いたわけです。公共の事ですからあまり過大な賞金・賞品を提供することはできませんが、この機会をタイニーハウスに興味を持っている方に開放しようと言う事になりました。小菅村の応援がなければ出来ない事です。
タイニーハウスは普通の家と違います。何よりも小さいのです。住む方にも住まい方を考える事を求めてきます。夫婦のあり方、家族のあり方、物との付き合い方、時間との付き合い方など今までとは違う考え方が必要になります。しかし、いったん受け入れてしまえば多くのメリットを受ける事が出来ます。何よりも物欲にまみれた生活から卒業できます。省エネ、省資源で地球にやさしい生活を送る事が出来ます。掃除も簡単、最も大切なのは人と人の距離が近くなる事です。
これからの新しい住まい方である、タイニーハウスをあなたも考えてみませんか? きっと今までにない世界が見えると思います。
文責:和田隆男
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